終身保険であれば一生安心であるという思い込み

てきすと

終身保険が決して「一生安心」ではないその理由

「終身」と言う言葉を見ると、無意識にでも「一生保障されて安心」というイメージが沸いてしまいますが、民間の医療保険における「終身タイプ」に限ってはそうともいえないところがポイントです。

理由その1 …… 一度も支給金を受け取れないケースもある

第一に、亡くなったときの保障を目的とした終身タイプの保険であれば、人はいつか絶対に亡くなりますので、いずれは保険金を受けるとことが出来ます。しかし、民間医療保険の終身保険は、一度も給付金が支給されることなく亡くなってしまうケースがあるのです。

理由その2 …… 1入院限度日数と通算限度日数による縛り

保険期間に「終身」と掲げられていても、1入院限度日数や通算限度日数は当然設定されています。入院を継続していても退院までずっと入院給付金が支給されるわけではありません。つまり、1入院限度日数を超えた分については入院給付金が支給されず、通算限度日数を超えてしまえば入院による保障は終わってしまいます。

理由その3 …… 医療制度の見直しによる保険商品の無力化

将来、医療制度が変わってしまうことも考慮する必要があります。厚生労働省は医療費をできるだけ抑制するために、平均在院日数を下げるシステムを構築中です。保険診療の範囲がこれまでのようには広げずに、自己負担金が増加する方向に進む可能性もあります。そうなりますと、入院はほとんどしないのに医療費がかかりすぎてしまうこと場合もあり、入院を基盤とした現在の保険商品がほとんど機能しなくなる恐れもあります。

民間医療保険が用意した「終身タイプ」の保険とは?

保険期間が一生涯継続する

はい

入院中はずっと入院給付金が支給される

いいえ

入退院を繰り返しても入院給付金は支給される

いいえ

入院の理由が違えば入院給付金は上限なく支給される

いいえ

それでも終身タイプの医療保険を選択するなら……

しかし、老後と呼ばれる年代になってきたとき、貯金によって蓄えができている保障はありません。また、生身の人間ですから、いつどこで健康状態が悪化し、新しい保険商品が販売されても加入条件にひっかかり入れなかったりすることも考えられます。

こうした不安をサポートするために、さしあたって「終身タイプ」の民間の医療保険に入っておくということも一つの考え方でもあります。そうした場合も、家計のリスクヘッジの重要部分である「貯蓄」に影響を与えぬよう、割安な医療保険を選択するようにしましょう。

終身タイプの医療保険は更新がないため見直す機会がなかなか作れない

また、自分がどうして終身タイプの医療保険を選択したかを忘れてはいけません。定期タイプの医療保険であれば、保険期間が終わるときの更新の有無によって保険を見直すチャンスが是非問わずに得られますが、終身タイプですと更新が必要ありませんから、保険を見直すチャンスがないため、惰性によって保険料を支払い続ける恐れがあります。できれば毎年、公的医療保険制度や貯金の状況などを確認し、必要ないと判断したら解約するということを前提に終身タイプの医療保険に入りましょう。

てきすと

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